6月29日 田車押し

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田車押しは、田んぼの草取りです。毎年、ヒエが発生し、稲と同じように育ち、最終的には稲を巻き込むように倒れ、そしてまた自分の種を田んぼに落とすという、僕はそれをヒエの生存戦略だと思っていますが、稲刈りの時に倒れた稲をヒエと分けながらとるのは大変だし、収量が減るので、田車を押します。

稲刈りはみんなで手刈りでするのですが、みんなでする分、僕的には楽しくてそこまで苦ではありません。田車押しは、田車押すぶんには、ちょっときついけれど、ここの田んぼは面積が広くはないので、僕の体力的にもまぁやれるのですが、その後の元かきと呼ばれる根元の雑草をとる作業がつらい。

 腰を曲げて田んぼを這うように、苗の根元の草をとります。ここの田は細長なので、長いほうの列で田車を押し、短い方の列を手でとりながら田車で水面に浮いた雑草も合わせてとります。昨日と今日と合わせて8時間は、田んぼの中をずっと這ってます。都会だったら、職務質問されるレベルですが、田んぼなので許されますし、今日あったのは農家の哲男さんぐらいだったな~。

そして8時間やっても、終わらない。今日も昼飯も食べずに4時近くまでやったのですが、終わらないので最後はよろよろになってからの関ヶ原での「島津の退き口」のように、一直線に長い列を元かきして、区切りとしました。

一枚の田んぼでこれなので、昔は相当苦労したことだろうと思います。昨日も、田植えを手伝ったところのお母さんがそんなことを仰ってましたし、畦塗りを鍬でしなくなった分を考えても、楽になったと哲男さんも仰ってました。

だけれども、これが台風などにあって、がっかりなことになれば、本当にがっかりだな~。昔の食べ物が豊富でない時代は、がっかりどころではないだろうな~、どんなだったんだろう?

あっ、ちなみに、ここの田んぼに植えられている米の銘柄は、銘柄名が分からない古い品種のもち米で、稲の背丈が高いです。土呂久の農家の慎市さんマリ子さんから、数年前に籾だねを分けて頂きました。町内でも、慎市さんと、うちとのおそらく2軒だけ、たぶん日本でも、2軒だけしか作ってないもち米ですね。粘りが強く、美味しいです。

麻尻大豆も慎市さんとこが継いでいた種なのですが、種があってこそです。先日の麻尻大豆講習会に来られていた高千穂の農家さんから、来年は栽培してみたいということだったので、今年収穫できれば籾だねをお分けしたいと思っています。数量が少ないので、販売はできないのですが、むすびカフェ千人の蔵では、蔵ごはんという定食の、むすび袋というあげのきんちゃく袋の中に、お餅にして、もちきびと一緒に入っています。少しですが、ぜひお試しください。むすびカフェ千人の蔵では、おこめ村のお米がたべられますので、高千穂にお立ち寄りの際には、ぜひ足をお運びくださいませ。岩戸温泉のすぐ下にあります。

そんなところで、田車押し、今年も終えました。周りの農家さんのヒエの生えていない田んぼに、少し近づきました。

むすびカフェ千人の蔵
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